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目に見えない環境汚染時代を生き抜くために31


◇防災意識を高めるために
◇デトックス(解毒)の秘訣


 今年も残すところ3か月となりました。9月も世界中で天災や人災が猛威をふるい数多くの被災者や難民が発生しました。心よりお見舞い申し上げます。9月 9日〜11日にかけては台風18号の外側に南北に線状に伸びた100〜200kmの降雨域において鬼怒川の堤防が決壊するなど大規模な災害が発生。栃木県 では2日で600ミリ、仙台でも1日300ミリの降水量が記録されました。昨年は一つの線状降水帯の豪雨による大規模災害が広島県で発生しましたが、今年 の豪雨は南太平洋上で5年ぶりに発生したエルニーニョ現象の影響を受けたとの見解を気象庁が発表しています。

 エルニーニョ現象とは太平洋赤道域東部の海面の水温が平年より高くなる現象で原因は解き明かされていませんが、貿易風が弱まり偏西風の進路が例年 よりも南下し、湿った空気が日本周辺に滞ってしまうものです。気象庁の長期予測によればエルニーニョ現象は続いており、12月までの長期予報では暖冬が予 測されています。

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 エルニーニョ現象は農林水産業にも大きな影響を及ぼします。今回の台風18号による被害総額は約310億円(農林水産省発表)とされており、茨城 県では水稲、大豆、施設栽培作物などに甚大な被害がでました。一刻も早い復旧を祈るばかりですが、日本全国で防災意識を高めて自治体間の連携を進め、縦割 り行政の弊害がでないようにして頂きたいものです。火山活動も活発化しており阿蘇山と桜島が噴火警戒レベル3(入山規制)となったほか、9月16日にはチ リ沖でマグニチュード8.3の地震が発生し津波が日本にも到達しました。

 ◇防災意識を高めるために

 度重なる災害によって感覚が麻痺したり、人間の習性で自分は大丈夫だと思いこみがちですが、防災意識を持ち続けることが大切です。防災グッズはい つでも取り出しやすいところに常備し、いざというときにはすぐに身につけられるようにしましょう。防災意識の高まりは消費行動にも現れ、トイレットペー パーや飲料水、非常食や保存食などの売れ行きが伸びているそうです。さまざまなタイプの防災シェルターも販売されておりますが、リフレクティックスを使用 したコンテナタイプの簡易避難小屋の開発なども期待したいところです。

 筆者が常備している防災用品には上記のほか、次のようなものがあります。
1. テント、寝袋、ソーラーLEDライト、キャンプ用品⇒家屋損壊、自主避難時に
2. 小型発電機、ガソリン、蓄電池⇒電源喪失時に
3. 非常用トイレ⇒組立式、生分解性
4. 手回し充電ラジオ、ソーラー携帯充電器⇒被災情報の確認に
5. 小型浄水器、ヘルメット、防毒マスク、ホイッスル、木刀(?)など

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 また、スマートフォンは生体に対する電磁波の問題はあるものの災害時に役立つことから携帯するようになりました。東日本大震災発生時は東京駅前の 新丸ビル内におり、ガラケーの通信回線はすぐにパンク状態になりましたが、スマートフォンユーザーはskypeやviberといった無料通話サービスで国 内外と連絡をとりあっていました。災害対策や安否確認のアプリや地元のハザードマップも確認しておきましょう。また、スマートフォンを通話でご利用の方は 安全のためハンズフリー機能か耳から1センチ以上離してご利用ください。

 防毒マスクはサンプルで頂いたものですが、日本はバイオテロ(オウム真理教事件)や放射能汚染で世界的に有名であり、あながち不要だと言い切れな いところもあります。首都圏で大規模災害が発生し、建物損壊等の危険のない場合、無理して帰宅せずに会社に留まることを自治体は推奨しています。会社にも 社員全員が数日間は滞在できるような備蓄体制を整えておくと良いでしょう。ちなみに東京の帰宅困難者は400万人と推計されています。

 環境マテリアル推進協議会の会員の皆さまの中にも被災経験や被災地での支援経験をお持ちの方がいらっしゃると思いますが、いざというときには会員 同士が助け合える仕組みがあると良いですね。日本人には困ったときはお互いさまという精神が強く、311後には同業者の助け合う姿が各地で見受けられまし た。自治体や医療分野の緊急対応、諸外国政府や国内外のNGOによる支援に加え、10万人を超える体制で派遣された自衛隊の活躍も目をみはるものがありま した。

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 リフレクティックス社からもリフレクティックスのロール100本の寄贈があり、佐藤理事長もご自宅が被災されたにもかかわらず通常業務と支援活動 を続けられました。避難所では底冷えする床用に寄贈され、リフレクティックスが導入された岩手県野田村の仮設住宅では、頻発していた結露やカビの問題が生 じることなく入居者が快適に過ごされたと伺っております。正しく防災シェルターの役目を果たしたと言えましょう。

 筆者の元には311直後にNYの国連スタッフから連絡が入り、「大丈夫か!こちらは国連本部で開催される世界水の日の国際会議の準備中だが、展示 予定の災害用海水淡水化車両を送るから被災地で使ってくれ!」と提案されました。この電話が半年間続く試行錯誤の始まりだったのですが、最終的には国産の 海水淡水化装置を上下水道の復旧が遅れていた気仙沼市沿岸部で養殖業を営む被災者と塩害で地下水が農業用に使用できなくなっていた亘理町のいちご農家の 方々に約1年間にわたってご活用頂くことができました。

 被災地のニーズと支援活動がマッチしないケースも多く耳にしました。避難所で支援物資が山積みになったままの状態となっている一方で支援物資が届かない 自主避難者や隔離された集落が存在したことはその一例と言えるでしょう。震災当初はガソリンが不足し、非常用発電機などの動力源でもあるガソリンの備蓄体 制を整えることが大変重要であることを痛感しました。陸路が寸断され海側からカヤックで支援物資を届けたNPO団体などのユニークな取組みからも学ぶこと が多々ありました。

 アメリカはトモダチ作戦と称した災害救助、復旧支援活動を横田空軍基地に司令部を置いて展開しましたが、自衛隊と協力して支援物資の輸送から燃料補給、 瓦礫の撤去作業に至る広範な活動を実施しました。オーストラリア、タイ、フランス、韓国等、緊急来日した救助チームは24か国、千二百名以上にのぼりまし た。外国からの支援受入れに際しては日本政府の調整不足が露見し即時に受入体制を整える対応力が問われました。

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 また、災害時の医療についても、さまざまな試行錯誤や奮闘が報じられていましたが、個人的には病院船があれば広範な運用が可能だったのではないかと考え ていました。その後、病院船に係る国会議員連盟が結成され、昨年の予算で多目的救難艦の新造がなされることになりました。今後想定される南海トラフ巨大地 震や首都直下型地震などの大災害に際して医療や生活支援が迅速に行われることを期待するものです。

 未曾有の原発事故に際して、緊急支援で来日した被ばく医療専門医を国立病院機構災害医療センターにご案内する機会があり、災害医療における放射線の被ば く医療の重要性を認識しました。医療業界向けのシンポジウムにもオブザーバー参加させて頂きましたが、54基もの原発があるにもかかわらず緊急被ばく医療 体制が脆弱であることに不安を禁じ得ませんでした。一方、虎ノ門病院が被ばく治療に有効とされる自己造血幹細胞の採取と保存を提唱実施するなど新たな動き もありました。

 ◇デトックス(解毒)を心がけよう

 福島では9月5日に避難指示解除準備区域の指定解除を受けた楢葉町の住民の帰還が4年半ぶりに実現しました。東京オリンピック招致のための最終演 説で安倍首相は福島の状況は「コントロールされている」とアピールしましたが、現状を見る限り汚染水のコントロールはできていないようです。帰還された住 民の方々やオリンピックを目指して日夜努力している世界中のアスリートのためにも安全を確約しなければなりませんが本当に大丈夫でしょうか。

 正直のところ2020年に東京オリンピックが開催されているクリアなビジョンが未だ見えてきません。オリンピックが本来の趣旨から遠く離れた商業イベン トと化して久しいですが、森元総理曰く「たった2500億円の」新国立競技場の白紙撤回問題もその証左と言えましょう。東京オリンピックそのものを否定す るものではありませんが、エンブレム問題も含め日本人の美徳にもとる事件が相次ぎ先行きが思いやられます。

 スポーツは音楽やアートと同様、人種や宗教、国境を超えて世界平和を推進するもので、春夏秋冬さまざまな競技のアスリートたちが人々に夢と希望を与えて います。そうしたアスリートたちの純粋なスポーツマンシップに水を差しているのが運営組織側ではないでしょうか。国際オリンピック委員会(IOC)も国際 サッカー連盟(FIFA)も買収スキャンダルなどの不祥事が付きまとい誰もが知るところとなっています。

 首相官邸が新国立競技場に対するご意見募集を行っておりますので、一家言お持ちの方は直接ご投稿ください。
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/shinkokuritsu_saikento_suishin.html

今後の計画も気になるところですが、筆者が新国立競技場白紙撤回前に署名した、見直しを要望する署名サイトもご参照頂ければ幸いです。
https://www.change.org/p/巨額の建設費をかけない新国立競技場を求めます

 東京オリンピックに向けた日本の最大の課題は福島第一原発の廃炉に他なりません。チェルノブイリ原発事故後の追跡調査によると、甲状腺癌や白血病よりも 心臓病が急増していることが判明しています。ネットで検索しても数多くの情報が存在しますが、筆者の知人がチェルノブイリの後遺症に苦しむ人々のためにウ クライナの首都キエフに病院を開設しており現地の状況は直接耳にしていました。

 放射性物質のセシウムが心臓の筋肉に蓄積して不整脈や心筋梗塞、動脈硬化などの問題を引き起こすと言われています。だからと言って悲観することはなく、 日本の食習慣や食品によって被爆の影響を緩和することができるのです。体内に蓄積した毒素のデトックス(解毒)がポイントとなります。もちろん、体内に蓄 積している毒素は放射性物質だけではありません。

 洗剤、歯磨き粉、化粧品、シャンプーなど日用品に含まれる化学物質は日々体内にとりこまれています。新建材や医薬品、食品添加物、残留農薬、健康食品な ど数えればきりがありません。日常生活から化学物質を取り除くことは至難の業。かといって、毒素を体内に溜めこんでいけば心身に何かしらの影響がでてきま す。世俗を離れ完全無農薬の自給自足や少食知足の生活を送る覚悟のできた人は良いですが、なかなかそうもいきません。

 そこで、今回は簡単にデトックスできる方法をご紹介したいと思います。参考文献は現在も復刻版の新書を入手できますのでお時間のとれる方はご一読をお勧めします。

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 秋月氏は大正5年に長崎中央部で生まれ虚弱児の典型でしたが、京都大学医学部を卒業後、長崎大学放射線科に移り昭和19年から現在の聖フランシス コ病院の前身に医長として勤務されていました。昭和20年8月9日に爆心地から1.8キロの地点にあった病院で被爆。病弱多病にかかわらず食物の力によ り、共に被爆した同僚も入院中の患者たちも原爆被曝で命を落とすことがなかったそうです。その食物とは、『玄米とわかめのみそ汁』とのこと。

 秋月医師は医学を学びながらも対症療法や手術療法に疑問を持ちます。それらはやむにやまれぬ切羽詰まった医術であって本来の姿ではないと。そこ で、人間の体質を作り替えることができる本然の姿を求め、病気に罹らなくて済む身体、病気にかかっても軽くて治る身体になる医学を目指しました。それも、 予防注射やワクチン療法ではなく、すべての病気に罹らなくなる方法を。そして、病気の罹患も重い軽いも全て体質が決定することをつきとめ、体質医学を提唱 されたのです。

 女優の川島なお美さんが胆管がんで亡くなられ、抗がん剤を拒絶されたことについて議論が巻き起こっていますが、2年程音信不通だったボランティア 仲間も血液の病気で若くして亡くなりました。弔事の多さは周囲でもよく耳にしますが、東京都では斎場が常時混雑しており、高齢化社会とはいえ何か釈然とし ません。放射性物質の影響も考えられますが、化学物質や電磁波、薬害など複合汚染が進行していることを実感するものです。アメリカでは年間7万3千人の高 齢者が薬害で亡くなっているとする研究結果が90年代初めに発表され反響を呼びました。

 秋月医師の唱えられている体質医学は、現代を生きる私たちにさまざまな教訓を与えてくれます。体質を決定するものは食べ物であり、先祖から受け継 いだ先天的なものもありますが自分で毎日作りつつあるものもある、と。体質を日々作るものは生活環境であり、食物がそれを代表していると断言しています。 秋月医師は結核で亡くなった姉妹よりも虚弱体質であったため、全生命を投げ出して食物による体質改善を目指しました。

 秋月医師は、栄養学や食養学、玄米食論、菜食論などを研究し尽くした結果、日本人を支えている三本柱は米、麦、大豆であり、味噌が最も大切である ことに気づかれました。中でも油揚げ、わかめの味噌汁が本当の要の食品とのこと。死の灰の中に廃墟として残った病院は長崎市の味噌と醤油の倉庫にもなって おり、わかめも豊富だったことが幸いしたのでしょう。従業員も含めて誰にも原爆症がでなかった原因の一つが「わかめの味噌汁」だったことを確信されていま す。

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 また、凍豆腐や麩の味噌汁は身体に無理のない蛋白源であり、味噌汁は動物蛋白の腸内腐敗を処理してくれます。また、日本食は脂肪が不足しがちなの で油揚の味噌汁を勧めています。動物性脂肪を減らし植物性脂肪をとることが重要とのこと。日本食はミネラル分も不足しがちなので、味噌や野菜海藻類から摂 取することを勧めています。また、味噌の中には乳酸菌類、酵母菌類などが沢山あり、大腸内の有益な細菌に関与して他の食品の消化吸収をも助けます。

 味噌は細菌抵抗力が強いアルカリ体質をつくります。わかめは一番優れたアルカリ食品です。さらに、味噌は寄生虫病の予防にもなり、虚弱体質を変え るのです。毎朝欠かさずに一杯の味噌汁を飲むこと。これが虚弱児を変える根本の道であると断言しています。五穀、味噌類は日本人の血であり肉であると。日 本の国土、日本人の体質によって受け継がれた味噌を改めて見直し、日々の食生活に取り入れたいものです。

 秋月医師は平成4年に核戦争防止国際医師会議終了後に喘息の発作で倒れ、平成17年に89歳で永眠されました。長寿を全うされた秋月医師に倣い、ユネスコの無形文化遺産にも登録された「和食:日本人の伝統的な食文化」を見直そうではありませんか。