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目に見えない環境汚染時代を生き抜くために29

◇断熱から遮熱の時代へ〜輻射(放射)のおさらい
◇宇宙天気予報
◇暑さ指数ランキング最低値の日本最北端を訪ねて


 暑中お見舞い申し上げます。7月29日に東北北部が梅雨明けとなり8月は全国的に平年よりも猛暑となる見込みです。輻射熱が猛威をふるいますの で、リフレクティックスの効能を体感しやすくなるでしょう。一方、熱中症の危険も高まりますので、翌日の「暑さ指数」の予報値をチェックしながら行動しま しょう。こまめに水分をとり、屋外では直射日光を避けて街路樹などの日陰を歩くようにしましょう。また、高血圧や糖尿病で減塩生活をしている方も、スポー ツや営業などの屋外活動で汗を流した分の塩分チャージを心がけましょう。

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 先月は第一回猛暑対策展に株式会社佐武が出展し大きな反響を呼びました。初回にもかかわらず3日間で来場者数は3万人を超え、ニーズの高さが結果 に反映された他、ブースを訪れる人々の反応にも驚かされました。筆者も1日お手伝いに参りましたが、午前10時〜午後5時まで途切れることなくお客様の対 応に追われました。これまでの実績を元に自信をもって説明することができましたが、未だに遮熱の概念すら理解していない人々の多さにも驚かされました。

 特製ユニフォームを着用したチャーミングなコンパニオンの女性や鎧兜や盾、砲丸をフル装備した佐武のスタッフ・代理店の皆さまも大いに注目を集め ました。一泊研修でも使用している遮熱材と断熱材の比較ボックスも威力を大いに発揮しました。また、お客様のニーズもさまざまでしたが、改めてリフレク ティックスの適用範囲の広さを認識する機会となりました。中には夏の到来で待ったなしの状況の方も多く、救われたような表情でブースを後にしていました。

 予想を超える(予想通りの?)反響ではありましたが、猛暑対策を謳った第一回目の展示会であったように、今後、この分野のニーズはさらに高まるこ とが予想されます。筆者は冷房が苦手で一昨年までは日中ほとんど冷房を使用せず、就寝前に少し部屋を冷やす程度でやりすごしていました。ところが、昨年か らの猛暑には耐えられず日中の冷房使用が当たり前となってしまいました。輻射熱の脅威を肌で感じつつ、全国の会員の皆さまを通じてリフレクティックスのさ らなる普及を期待するばかりです。

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 ◇断熱から遮熱の時代へ〜輻射(放射)のおさらい

 うだるような炎天下では燃えたぎっている太陽の熱がそのまま届いていると勘違いしても仕方ありません。なぜならば、学校で教わらなかったからで す。数十年前に小学校の理科で教わった熱の伝わり方は伝導と対流の二つしかありませんでした。学校教育法が平成18年に60年ぶりに改正され、平成23年 に改訂された指導要領が全面実施されたことと関係しているか否かは分かりかねますが、放射についても教えるようにはなっています。ところが、太陽からの熱 が直接伝わる、太陽からの熱が宇宙空間を素通りして地球に届く、などと教えている先生が数多く存在しているようです。

 文部科学省の改訂された指導要領では下記のように、太陽の動きや光の性質について教えるように指導していますが、熱の伝わり方のところで教える「放射」と結びつけられていないようです。

太 陽の光が当たっている地面と当たっていない地面の暖かさや湿り気を体感や温度計などで調べ,それらに違いがあることをとらえるようにする。また,太陽の光 がよく当たる場所で,朝と昼頃の地面の温度を測って比較し,太陽の光が地面を暖めていることをとらえるようにする。日なたと日陰の地面の暖かさを調べる活 動については,手や足で地面に触れるなど体感を通して感じとるようにするとともに,温度計を用いて地面の温度を測定し,比較できるようにする。ここで扱う 温度計については,地面の温度を測定する際に地中温度計や放射温度計などの使用が考えられる。

出典:小学校学習指導要領解説 理科編 平成20年6月 文部科学省

 上記にあるように、太陽の光(放射)が地面を暖めていることを実感するため、普通の温度計ではなく、放射温度計を使用することが重要なポイントと なります。但し、小学生には難しいので中学校や高校でしっかりと教える必要があるでしょう。中学校の理科では、下記のように地球上の物体からの輻射(放 射)についても教えられています。太陽放射が、可視光線、赤外線、紫外線領域の電磁波となって地球に到達していることも付け加えて欲しいところです。

 ◎光源(熱源)から離れていても熱くなることがある。これを放射という。
放射の正体は肉眼では見えない赤外線という光である。

 赤外線領域の電磁波となって熱移動する前に、太陽放射を反射させてしまおうというのがリフレクティックスですが、地球への太陽放射の30%は大気 や雲、地球の表面(氷面や水面、地面)によっても反射されています。また、熱源からの赤外線領域の電磁波による放射にも対応できますので幅広い応用が期待 されます。ちなみに、赤外線が通常は肉眼では見えないため敢えて赤色光線にしている赤外線ストーブは熱線であることを実感しやすく放射(輻射)の説明には 欠かせないものです。

 上記指導要領の小学校の理科の実験に付け加えるとするならば、日なたと日陰の違いだけではなく、さまざまな素材(アルミニウム、鉄、白い布、紙、 発泡スチロールなど)を用いて下の地面の温度の違いを比較すると面白いのではないかと思います。または、一泊研修で使用しているようなボックスを各素材で 製作して内部の温度差を比較しても面白いでしょう。近年は、セルロースや古紙廃材など、エコを謳った断熱材も増えてきていますので、そうした素材との比較 もあると良いと思います。

 ◇宇宙天気予報

 全国各地の天気予報は毎日チェックしていることと思いますが、宇宙天気予報というものがあることをご存じでしょうか?詳しくは宇宙天気情報セン ターのウエブサイトに詳しく説明されていますが、地球に影響を及ぼす太陽活動、地磁気活動、プロトン現象、高エネルギー電子、電離層、活動度指数について 毎日データ配信しています。地球の周囲で何が起きていて、リフレクティックスが反射している太陽放射の状況がどのようになっているのかを知る手段としてご 利用頂ければ幸いです。

http://swc.nict.go.jp/contents/

 太陽活動による太陽風の影響で地上の電子機器に障害が起きる可能性もあるため、世界各国で定時観測を怠らず有事に備えています。筆者の事務所は東 京都新宿区四谷にありますが、北側には防衛省本庁舎があり220メートルもある巨大な電波塔がそびえ立っています。独自の無線通信を行う通信用鉄塔ではあ りますが、防衛省に勤務する知人を通じて太陽活動対策も行っていることを知りました。強い太陽風による電波障害の脅威が予測されるときには一晩中電波塔に 籠るとか。電磁波過敏症であった筆者には務まらない激務であります。

 潮の満ち引きは主として月の引力によって生じますが、太陽が加わることで新月や満月のときに大潮が発生します。太陽風はオーロラ現象を引き起こす ことも知られていますが、近年は緯度が低いエリアでも観測されるなど異常な現象が起きています。地球は北極と南極を結ぶ地軸で自転しながら太陽の周囲を公 転している惑星です。しかしながら、北極や南極の位置に毎年ずれが生じており、そのズレがさまざまな現象を引き起こしているのではないかと推測されていま す。

 地軸がズレてきているのではないかという声は一般人からもあがっており、例えば夏至や冬至の太陽の通り道が例年と比べてズレているという指摘か ら、地磁気異常によって渡り鳥が通常のルートを飛べなくなっているという動物たちの異常行動によって知らされることも。地球は長い歴史の中で何度も磁局転 換が起きていますが、地磁気が弱まり地球(というよりも、そこに生息する人類)に大きな問題が生じることが予測されています。地球の磁気圏は人体に有害な 宇宙放射線から人類を守ってくれていますが、地磁気が弱まると生命の危機に晒されることに。

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 こうしたことは、普段の生活では気にすることがほとんどありませんが、NASAの情報をチェックしていると、太陽活動のみならず、彗星や隕石の衝 突など、いつ何時何が起きてもおかしくない状況にあることを実感させられます。地球も人類も大いなる宇宙の中で守られている存在であるにもかかわらず、人 間同士が戦争で殺し合い、地球をさんざん汚してきた核兵器や核実験を未だに廃絶できずにいることは嘆かわしいことです。

 「目に見えない環境汚染時代を生き抜くために」というタイトルで書かせて頂いておりますが、目に見えない最大の環境汚染は放射性物質によるものと 考えています。リフレクティックスを使用することでアルファ線、ベータ線には対処できても、ガンマ線、中性子線は突き通してしまいます。天然の放射性物質 や自然放射線もありますから安易に論じることは避けますが、日本人は世界平均よりも元々食品からとりいれる天然の放射性物質の比率が高いので、内部被ばく に留意したほうが良いでしょう。

 太陽面の爆発現象を太陽フレアと言いますが、その活動によって地球の地震活動が誘発されると唱える人がいます。日本の太陽観測衛星ひのでにより太 陽フレアの爆発現象が観測されていますが、地球がすっぽり飲み込まれるような大きさになることもある黒点の上空で起きるものです。一度の太陽フレアで放出 されるエネルギーは広島型原爆の1億倍〜1000億倍。地球が磁気圏で守られていても、最大強度のXクラスのフレアが発生したときには中〜大規模な地震が 発生することを長年の観測で裏づけながら地震予知に役立てています。

 このように、太陽活動は私たちの生活と無縁ではなく、リフレクティックスとのご縁を契機にもっと関心をもって頂ければ幸いです。古代には世界中に 太陽信仰があったように、日本においても天照大神(あまてらすおおみかみ)が皇室の祖神であり、太陽を神格化した女神を崇敬しています。太陽の恵みがなけ れば人類は生きていくことができず、太陽は万物を育むエネルギーでもあります。ここでは、太陽活動の脅威について触れましたが、太陽を畏れ敬う気持ちを大 切にしたいものです。

 ◇暑さ指数ランキング最低値の日本最北端を訪ねて

 7月下旬に日本の最北端の宗谷岬を訪ねました。下の図は、7月31日13時の暑さ指数ランキングを示したものです。最低値のランキングに宗谷が6箇所も入っています。表では最低値は礼文になっていますが今回は紋別より宗谷岬を目指しました。

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 北海道にはご縁があり度々訪問していますが道北に伺うのは初めてのこと。ラムサール条約登録湿地のクッチャロ湖とサロベツ原野の美しさにはすっかり心を 奪われました。クッチャロ湖にはシベリアを繁殖地としているコハクチョウやオオワシが多数飛来します。オホーツク海は波が穏やかで永遠と続く海岸線のドラ イブは至福のひとときでした。オジロワシをはじめとする鳥の種類の多さもさることながら、キタキツネなどの小動物や川を遡上し始めた鮭の魚影も確認できま した。

 紋別と言えば流氷のイメージが強く流氷破砕船のガリンコ号が有名ですが、夏はフィッシングやクルーズを楽しめます。また、道の駅にはオホーツク流氷科学 センターが併設されており、マイナス20度の体験室にある140種類のオホーツク海の生き物を氷漬けにした流氷水族館や流氷の使者と呼ばれる大量のクリオ ネが乱舞している水槽があります。

 北海道最大のサロマ湖も紋別の近郊にあり、サロマ湖1周100キロを一日で走りきる鉄人レースが有名ですが、今回は近郊の観光地化されていないシブノツ ナイ湖に立寄りました。両者ともオホーツク海に沿って海と湖を同時に観賞することができます。農業は広大な牧草地が多く、地元の牧草で育った乳牛からのし ぼりたての牛乳は格別でした。浜辺の魚屋で調達した真カレイや蟹も安くて新鮮、美味でした。

 北海道は日本の食糧庫ともいえ、自然が破壊されずに残されており、数日間の滞在ではありましたが心身ともにリフレッシュすることができました。北海道に は弥生時代がなく、続縄文時代、オホーツク文化時代(一部)、擦文時代を経てアイヌ時代へと続くことを今回初めて知りました。渡来系の弥生時代を経ずに縄 文時代の遺跡が数多く残っている北海道は正しく縄文の聖地。アイヌ文化も含めて自然と共生してきた伝統を今日に伝えています。

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