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目に見えない環境汚染時代を生き抜くためにR

  秋の行楽シーズンが始まり、観光地は親子連れやカップル、友人グループらの姿で賑わいをみせていましたが、長野県木曽郡木曽町・大滝村と岐阜県下 呂市・高山市にまたがる御嶽山の噴火により数多くの命が奪われ幽愁の休日と化してしまいました。自然の脅威を改めて思い知らされると同時に、なぜ予知がで きなかったのか?という疑問が咄嗟に湧きあがりました。

 前回、日本国は7つの火山帯が縦断し、110の活火山を擁していることをご紹介させて頂きましたが、掲載させて頂いた気象庁の110の活火山の地図を眺めながら、ちょうど本州の中央部分にある御嶽山の存在が気になっていました。

 筆者は長年趣味で気になる神社や聖地を巡っており、3月には石川県白山市にある白山比盗_社と気多大社(羽咋市)、三重県志摩市にある伊雑宮と伊勢神宮 (伊勢市)、7月に愛媛県今治市にある大山祇神社や富山県の室堂等に参拝させて頂き、次は御嶽山か熊野かと思案しておりました。木曽の御嶽神社の前に長年 NPO活動を通じて地元でお世話になっている武蔵御嶽神社にお参りに行く計画をたてたばかりでしたので、今回の噴火は他人事ではなく身に迫るものがありま す。

 活火山の定義はさまざまな議論を経て、2003年からは「概ね過去1万年以内に噴火した火山および現在活発な噴気活動のある火山」とされています。ま た、2007年より火山噴火予知連絡会は、およそ100年程度の中長期的な火山の噴火の可能性、社会的な影響も考慮し、2009年に防災のために監視・観 測体制の充実等が必要な47の火山を選定しています。

 下図をご覧の通り、その中には御嶽山も含まれております。気象庁によれば、噴火の前兆を捉えて噴火警報等を適確に発表するために、地震計、傾斜 計、空振計、GPS観測装置、遠望カメラ等の観測施設を整備し、関係機関(大学等研究機関や自治体・防災機関)からのデータ提供も受け、火山活動を24時 間体制で常時観測・監視しているとのこと。

 それではなぜ、噴火前の9月10日から火山性地震が頻発していることが観測されていたにもかかわらず、その結果が警戒レベルに反映されなかったの でしょうか?観測データに対する評価や解析に問題はなかったのでしょうか?素人でも、同じ月に火山性地震が頻発し始めたことを知っていたならば登山を躊躇 する人もいたのではないでしょうか?

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携帯電話に大きなサイレン音と共に通知される緊急地震速報についても、実際には地震が起きても鳴らなかったり、鳴っても地震が起きなかったり発生 後に着信することがほとんど。一体何のための緊急地震速報なのでしょうか?東日本大震災時の津波警報にしても、当初予想された津波の大きさが3メートルと 過小評価されたことにより逃げるのをやめて亡くなった方も多かったのではないでしょうか。皆さんでしたら、防潮堤の高さが5.5メートルあることを知って いたら逃げるでしょうか? 

 「気象庁は一体何をやっているんだ」ということになりますが、有事後に国や自治体を責めても亡くなった人は蘇生しません。日頃からありとあらゆる 危機に対して「自分の身は自分で守る」ことを自覚して行動していくしかありません。ご存じの方も多いと思いますが、実際の津波の高さは14メートルでし た。気象庁が後で6メートルと改めたときには停電で市が受信できずに周知できなかったそうですが、もし最初から停電で3メートルという数値が独り歩きしな ければ即座に逃げられたのでは、と無念な遺族の方々も大勢いらっしゃることでしょう。

 緊急地震速報にしても、これだけ無意味なものが続けば、いざというときに反応できません。津波警報にしても噴火警戒レベルにしても、過小評価した 偽情報を発表するくらいなら数値をださないほうがまだましです。火山予知の現在のレベルはこの程度だ、という開き直った会見がニュースで流れていました が、果たしてレベルは上がるのでしょうか?

 国は災害警報システムの運用を根本的に見直したほうが良いのではないでしょうか。地震の予知にしても、独自にさまざまな手法で長年予知研究に取り 組んでいる方々が日本にも大勢おられます。そうした方々の研究を国は支援すべきです。気象庁や天下り先の機関や学者や学会による当たらない予知研究に莫大 な国家予算が注ぎ続けられていることを疑問に感じているのは筆者だけではないでしょう。

 ちなみに筆者が参照している地震予報サイト(警報ではありません)は下記の通りです。的中率もさることながら、地震予知のメソッドを確立された、一民間人のアキラ地震予知研究所の大森晃代表の絶え間ない努力に敬意を表すると共に今後の発明にも期待するものです。

 http://eakira.sakura.ne.jp/

 偽情報というのは、インテリジェンス(諜報)の世界で使われる、意図的に使われる虚偽もしくは不正確な情報のことを指しますが、おそまつな運用が 続けられるようでは日本国家が何者かに乗っ取られて偽情報操作されているのではないかとさえ勘繰りたくなります。ここまで書いてしまうといき過ぎかもしれ ませんが、過小評価だった、で済ませるには余りにも大きな代償ではないでしょうか。

 人間は周囲にいる人が無反応だと合わせてしまう習性があります。また、人間には「自分だけは大丈夫だろう」と思いこむ本能もあるそうです。また、 いざ事件や災害に巻き込まれてしまうと7割方の人はその状況を認知することができずに凍りついてしまうのだそうです。いずれの場合も、まだ生き残る道が開 かれているにもかかわらず行動できない状態に陥ってしまう。それが人間なのだという自覚を持つことが重要でしょう。

 一方、動物は危険を察知したら咄嗟に反応します。地震のときも発生前に異常行動をとる動物が数多く存在します。人間も「火事場の馬鹿力」が発揮で きれば良いのですが、昨今は火事場で遺体が見つかるケースがほとんどです。人間にも本能がありますから、自分の内なる声に耳を傾けて危険を察知したら迷わ ずに逃げることです。


http://www.youtube.com/watch?v=tzUdwx3H9Fc&feature=player_embedded
家族全員で子どもを守り危険を乗り越える小動物ミーアキャット
出典:Orbi Yokohama ホームページ

 以前、自己防衛術の講義に参加したことがあるのですが、そのときに武道の達人が教えてくれたことは、「爆発的な瞬発力で逃げる」ことに尽きるとい うこと。ほとんどの人は凍りついてしまって身動きがとれなくなったり、交渉すれば何とかなるのではないかと試みるそうですが、頭で考えたら終わり、とのこ と。大声をあげるなどして凍りついた肉体を解き放ち、爆発的な瞬発力が発揮できるかどうかが生死の境を分けるそうです。

 筆者の大学時代の先輩で、ニューヨークの大学院に進学して写真家となった日本人男性がおります。その先輩は何と3回も市街地でホールドアップされ た(拳銃を突きつけられ手を挙げた)経験があるのですが、なぜ生き延びられたのかと言えば、武道の達人の言葉通り、「爆発的な瞬発力で逃げきった」のだそ うです。足は速いにこしたことはありませんが、ポイントは、咄嗟の判断で相手と言葉を交わすことなく無我夢中で逃げたところにあります。
人間万事塞翁が馬という諺がありますが、上記の先輩は3回も生命の危機に晒されながら、有事に立ち向かう勇気と術(といっても走って逃げただけです が、、)を習得し、その実体験を日系テレビ局の番組で取材されたことから就職に繋がり、その後、数々の現場中継や紛争地の取材などディレクターとして活躍 しています。

  地震対策は皆さんもそれなりに行っていらっしゃると思いますが、火山の噴火対策といっても桜島や三宅島などで実際に火山灰の影響を受けられた経験がなけれ ば、なかなか実感として湧かないものです。とはいっても、身近な活火山の噴火も絵空事ではありませんので、最低限の対策を行っておくことをお勧めします。

@ 防塵マスク、防塵眼鏡、掃除用箒を準備しておく。
A 降灰中はなるべく屋内で過ごす
B 粉塵に弱い機械や電気製品類はポリラップで保護する
C ほとんどの屋根は10センチメートルの灰の重みに耐えることができない
従って、灰が止んだときに屋根や雨どいの灰をシャベル等で除去する
D 建物に入る際は外出着を脱ぐ。灰はブラシなどで掃ってから漬け置き洗い
E 水道水に灰が混入したときはしばらく静置して上澄みを利用する
F 畑の野菜は灰を落とせば食べられる。乾いた状態で掃ってから拭き取るか
大量の水で一気に流すと良い
G 掃除をまめにすること。電気掃除機のほうが良い
H ペットはなるべく室内に
I 火山灰は車をいためるので、できれば運転しない方が良い
J 運転する場合は、スピードを落としてヘッドライトを点灯する
K 火山灰が乾いているときはワイパーを使わない。
L オイル、オイルフィルター、エアフィルターは頻繁に交換する。予備を用意。
M 除去した灰を捨てるには自治体のアドバイスに従うこと
N 濡れた灰の上は滑りやすいので注意する
O 火山灰を短時間に大量に吸い込むと、喘息や気管支炎といった急性疾患が
起きたり、肺や心臓が悪化することが報告されているので注意
P 長期間濡れた火山灰に金属を晒すと腐食することがある
(参照:産業技術総合研究所つくば中央第七事業所宮城磯治博士のウエブサイト)

 さて、今回は皆さんに危機意識を共有して頂くために、世界で同時期に発生している火山噴火についてご紹介したいと思います。

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 環太平洋諸国の活火山のみならず、世界中で火山活動が活発化しています。日本には世界の活火山の約7%が集中していますが、実に国内の活火山の10%にレベル2以上の噴火警報・予報がでていることを肝に銘じておく必要があるでしょう。

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 個人的には、長野県と群馬県にまたがる草津白根山にでている警報が気になりますが、草津温泉や万座温泉にも近い景勝地ですので、おでかけになられ る方はくれぐれもご注意下さい。環境マテリアル推進協議会の月例研修後の宿泊宿の岳温泉、陽日の郷は福島の名山、安達太良山麓に佇んでおり、こちらも活火 山ではありますが、警戒レベルは1(平常)となっています。筆者は温泉好きで全国の温泉巡りをしておりますが、岳温泉は最高です。研修に参加させて頂く度 に安達太良山に登りたい衝動にかられておりますので、いつか山歩きも楽しみたいと思います。

 今回の災害において重要だと実感したのは、山小屋や社務所といった避難小屋の存在です。咄嗟に山小屋や社務所に逃げ込んで助かった登山者も多く、 日本の活火山の全てに避難小屋を至急整備する必要があるでしょう。また、ニュースで木造の山小屋の屋根を噴石が突き破ってきたというコメントがありました が、耐圧平方メートル40トンをこえ、防火性能にも優れたリフレクティックスを屋根に用いることができれば太陽からの熱線はもちろんのこと、噴火時にも対 応できるのではないでしょうか。

 御嶽山は有名な山岳信仰の山であり、山そのものが御神体として崇められてきました。頂上にある奥社は文武天皇の時代、大宝2年(702年)に創建 された由緒正しき御宮であり、神仏習合の聖地として長年にわたり多くの日本人の心の拠りどころとなってきたのです。いつの時代も自然災害と向き合いながら 逞しく生き抜いてきた日本人の姿があったように、大自然を畏れつつ、日々その恵みに感謝しながら生きていきたいと思うものです。最後に夏に訪れた、富士 山、白山と共に三大霊山にも挙げられる立山からベストショットをお届します。

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