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目に見えない環境汚染時代を生き抜くためにD

 アルビン・トフラーが唱えた『フューチャー・ショック』を受けているのは間違いなさそうですが、90年代に交流のあった未来学者のピーター・ラッセル氏は著書『ホワイトホールインタイム』(1993年、地湧社)の中で、次のように述べられています。
 
 人類が産業革命後の2百年間に体験した発達の量は、それ以前の2千年間に生じた発達の総量と同じか、おそらくは、それより大きいほどでした。さらにこの量は、それ以前の2万年の間に生じた変化と同じか、またはそれ以上のものなのです。
  もし、進歩の速度が速まり続けてゆけば、同じだけの発達が、わずか20〜30年の間に圧縮されるのを私達は見ることになりそうです。そのあとは、ほんの数年に圧縮されて、そのあとは?
  私達は、一生のうちに、今までの進化のプロセス全体で生じたのと同じくらいの量の変化を体験することになるかもしれません。
 
 私たちは地球や人類の歴史の中においても『2万年の間に生じた変化が20〜30年に圧縮されている』非常に特異な時代に生きているという自覚を持つことが重要であり、これからも加速が続いていくことを覚悟しなければなりません。
 
 技術の進歩には環境に対する負荷という大きな代償を伴うケースが多く、日本でも60年代に公害が深刻化したように、日本の10倍以上の人口を抱える隣国 の中国における公害も現在進行形で深刻化しています。ニュースでも大きく取り上げられた微小粒子状物質PM2.5も日々飛来しています。呼吸器疾患のある 方は大気汚染予報をチェックすることをお勧めします。
 
 http://soramame.taiki.go.jp/
 http://china-pm25.com/pm2.5/
 
 こうした技術の進歩の中で、コンピューターの利用によって生じるストレスを『テクノストレス』と最初に命名したのはアメリカの臨床心理学者のクレイグ・ブロードでした。
 
 同氏が著した『テクノストレス』(1984年、新潮社)では、コンピューターに過剰適応してしまう症状を『テクノ依存症』、逆にうまく適応できないことによって生じる心身の障害を『テクノ不安症』と名づけ、警鐘を鳴らしました。
 当時のアメリカは、20代のスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツといった天才青年が家庭用のパソコンApple IIe・MacintoshやMS-DOSの開発競争を繰り広げており、アメリカ社会は彼らを絶賛し、多くの若者がコンピューターに魅了されながらイン ターネット時代を迎えていく訳ですが、既に負の側面を採り上げた同氏の役割は大変大きいものです。

 『テクノ不安症』は、コンピューターに対して苦手意識を持っている人が陥りやすく、無理して使用を続けるうちに、頭痛や動悸、眩暈などの肉体的な疾患やうつ病などの精神的な疾患にまで及んでしまうものです。

パソコンの扱いが苦手で未だに秘書にタイプやメールをさせている団塊世代のエグゼクティヴもいらっしゃるようですが、『テクノ不安症』については時間をかけてでも慣れてしまえば症状も軽減していくものと報告されています。

筆者の場合は、苦手意識はなかったものの、コンピューター作業を始めてから典型的な『テクノ不安症』の症状を発症した後に重症化したため、パソコン操作に対する苦手意識からくるものではなく電磁波が原因であると確信したものです。

一方、『テクノ依存症』は、コンピューターにのめりこんでしまって、コンピューターがないと不安を感じ、人づきあいが煩わしくなるなど、社会生活に必要 とされるコミュニケーションに支障をきたしてしまうものです。インターネットやメールにチャット、オンラインゲームが普及してからは、一日中パソコンやス マホから離れられない中毒症状も社会問題化していますが、テクノ依存症の延長線上に現れた現代病であると言えましょう。

それでも家族や友人とのコミュニケーションが現実世界の中で普通に行われていれば良いのですが、『テクノ依存症』患者は、コンピューターやパソコンに完 全に支配され、バーチャルな世界で欲求を満たし、日常生活への切り替えがしにくくなり、自分の境界線が分からなくなってしまうのです。

時間感覚が麻痺してきて昼夜が逆転し、引きこもりの状態になりがちで、家族や友人であっても途中で作業の邪魔をされることが我慢できません。デジタル信 号のように二者択一式のコミュニケーションしかできなくなり、あいまいさを受け入れることができなくなります。そして次第に人と接することを嫌うようにな り、突然怒り出したり、人を見下すような態度をとり始めるのです。

所謂、引きこもり層の中にもテクノ依存症患者は多く存在するとみていますが、筆者の属する40代が引きこもり第一世代と呼ばれており、平均年齢は30代 を超えているそうです。予備軍を含めると300万人とも言われる引きこもり層にテクノ依存症が蔓延しているのかどうか、早急に調査を実施して対策を講じな ければ日本の将来に大きな不安要素を残すことになります。

電磁波過敏症だった筆者には、パソコンと四六時中一緒にいることなど想像すらできませんでしたが、90年代後半にオフィスにインターネットが浸透し始めた当初から、テクノストレスの兆候を示している人は周囲に数多く存在していました。

例えば、隣のデスクに座っているにもかかわらず質問の回答をメールで送ってくる人。コンピューターのサーバーなどさまざまな機器の配線がスパゲッティ状 になって集積している部屋で仕事をしていても全く苦にならず心地が良いという人。コンピューターに殺されるとか意味不明なことを叫んでディーリングルーム のパソコンを破壊し始めた社員がいたことを語ってくれた某証券会社の経営者もいました。

『テクノ依存症』『テクノ不安症』と二つに大別された症状が日本国内でも大きな問題となっていましたが、2002年当時は人間を取り巻く電磁波環境がコ ンピューターにとどまらず、携帯電話や携帯基地局の問題が主流となっていたことや、神経心理的な症状にとどまらず多岐にわたる疾患が蔓延していたことから 敢えてテクノストレスを広義でとらえ、その対処法を自著で紹介することにしたのです。

 もう一つの背景には、日本国内の精神疾患の患者数の増加に対する危機感もありました。

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出典:厚生労働省ホームページ

 同級生と話をしていても、精神疾患で休職している人が多いという話を度々耳にしていました。大手企業の場合は特にこうした精神疾患の患者の現状については外にはでてこないため分かりにくいですが、身近なケースだけでも枚挙にいとまがありません。

 少子化の進む日本においては、さまざまな社会的なインフラを支え続けるために必要な労働力をさほど遠くない将来に女性、高齢者、障害者、外国人の いずれかに頼らざるを得ない状況に陥っています。こうした状況の中で引きこもりや精神疾患による労働力の損失を看過することはできないのではないでしょう か。

電磁波がテクノストレスや精神疾患の一因になっていることを実証している科学者も世界には数多く存在しますが、その多くは良心的な研究者ならではの資金 不足に陥っており、一方、業界からの資金提供を潤沢に受けて研究を行っている科学者は業界に不利な結果は発表しないという構図ができあがっています。

残念ながら未だに有効な対策は講じられておらず全てが後手に回っています。管轄省庁の総務省や環境省においても消極的な姿勢が続いていると言えましょう。電磁波環境は悪化の一途を辿っており、電磁波過敏症の潜在的患者数も増加し続けていると考えられます。

電磁波過敏症の対応策について、前回は「転地療法」をはじめ、テクニカルな対応策を幾つかご紹介させて頂きました。今回も電磁波過敏症の対応策をご紹介したいと思います。

 繰り返しになりますが、電磁波過敏症の治療法は一般的には見当たらず、患者は病院をたらい回しにされた揚句無用な投薬によって症状を悪化させてしまうケースが多いのです。

テクノストレス症状のある方に共通しているのは、頭を使いすぎて顔や頭が熱くなり、手足は冷えるといった症状があることです。本来、人間は頭寒足熱、手 足が暖かく頭が涼しい状態が健康な姿ですが逆転現象が起きています。これも自律神経やホルモンバランスの失調の原因となりうるわけですが、イメージ療法に よって改善することができます。

筆者が長年実践しているものに、『軟酥の法』と呼ばれる養生法があります。

これは江戸時代の禅僧、白隠禅師が修業中に禅病、現代流にいえば重い自律神経失調症にかかった際に用いて回復した療法として有名です。筆者もストレスが続いた折にお風呂の中で実践していますが大いにストレス解消や疲労回復に役立っています。
実際の方法ですが、まず握りこぶし大の『軟酥』の塊が、百会(頭頂にあるツボ)にのっている姿をイメージします。『軟酥』とは、バターの古い呼び方ですが、イメージしにくい場合は、白くて柔らかいボールのようなものを想像しても良いでしょう。

次に、この軟酥の塊が柔らかくなって溶け出し、頭頂から次第に頭部、首、両肩をつたって両手と両足に向けて流れ出すのをイメージします。同時に軟酥が身 体のすみずみまで行きわたり、こりや痛みといった緊張や滞りのある部分に浸透し、それらを溶かして浄化していくようなイメージをもちます。

敏感な方は手足がぴりぴりとしてきたり、次第に温かくなってきたり、肩コリや目の奥の疲れがほぐれていくのを感じられるかもしれません。筆者はイメージ がしやすいお風呂や温泉の中で行っていますが、その際は軟酥のお風呂に浸っていることをイメージして行います。発汗作用も促進されてデトックス(解毒作 用)もでき、しかも、お金はかかりません。

これは電磁波過敏症患者のみならず、あらゆる疾患や疾病予防にも役立つものです。是非、会員の皆さまにも実践して頂ければ幸いです。