岡山市の工務店 森材木店 注文住宅 リフォーム 岡山県岡山市南区灘崎町 倉敷市 玉野市

目に見えない環境汚染時代を生き抜くためにC

環境マテリアル推進協議会の会員の皆さま、ゴールデンウィークを如何お過ごしでしょうか?

今回は電磁波過敏症の対応策についてご紹介して参りたいと思います。

最 初にお勧めしたいのが筆者も実践した「転地療法」です。古くは日当りが良く森林浴のできる高原地域につくられた結核患者のためのサナトリウムをイメージさ れるかもしれませんが、電磁波過敏症患者の場合は電磁波環境を遠ざけながら体質改善ができる自然環境であればどちらでも効果的です。

ゴー ルデンウィークのような大型連休は転地療法にうってつけの期間であると言えましょう。日常生活を忘れて旅行先のホテルやリゾートなどに併設された温泉や代 替医療施設、スパなどで日頃の精神的なストレスの解消も図っては如何でしょうか。電磁波過敏症の症状は心身双方に生じますので身体のみならず精神的なケア も重要です。

未来学者のアルビン・トフラーは1970年に、激変する社会や技術に対応できないことからくるストレスを『フューチャー・ ショック』と命名し、同名の著書を上梓して警鐘を鳴らしています。加速化する社会に生活している私たちは知らず知らずにストレスを受けているというわけで す。

「目が疲れる」「肩がこる」「気分がすっきりしない」などの症状も早めに対処することができれば電磁波過敏症をはじめ、重度の眼精疲労や頸肩腕症候群(首筋、肩、腕、手のこりや痛み)、慢性疲労症候群などに進行するケースを未然に防ぐことができます。

筆者は1990年代初頭に電磁波過敏症の転地療法を大好きな宮澤賢治の故郷に求め、国立花巻温泉病院の近くにある電磁波もテレビも電話もない、ひなびた温泉宿で読書や座禅、気功をしながら療養し数々の症状をほぼ克服することができました。

と はいえ、当時は携帯電話も普及していなければ携帯基地局もない時代でした。現代はホテルやリゾートはもちろん、山奥の温泉宿でもWifiサービスが享受で きる時代となり、電磁波環境から逃れることが難しくなってしまいました。重度の電磁波過敏症患者には施設の電磁波環境をよくチェックして頂きたいと思いま す。

携帯電話やスマートフォンを携行する際は、通話時でなくてもWifiやGPS機能などがONになっていたり、携帯基地局のエリアが変 わるごとに自動的に位置情報を送信しているため、身体からできるだけ離してください。また、就寝時には必ず枕元から1メートル以上離してお休みください。 電磁波の影響で概日リズムを司る脳内ホルモンのメラトニンの分泌が抑制されることは世界中の科学者が実証していることです。「寝つきが悪い」「ぐっすり 眠った気がしない」といった不眠症の方も要注意です。携帯電話を枕元に置いて寝てはいませんか?

また、車も要注意です。電磁波過敏症の患 者は承知していると思いますが、強い電磁波を発生するエンジンやモーターの近くを避け、電磁波の影響の少ない座席に乗りましょう。ナビやETC搭載車も同 様です。電磁波の強い新幹線や飛行機での移動は困難ですが、車でも症状がでる場合は電磁シールド材などで対処しましょう。

温泉の効能は言 うまでもありませんが、湯治は人間本来の免疫力を活性化し、常に交感神経が高ぶりリラックスすること自体が難しくなっている現代人の自律神経を調整し、体 内毒素の排出を促すなどして病後の快復を助けます。お風呂好きな日本人の湯船につかる習慣は、電磁波過敏症の予防や治療にも役立ちます。ご自宅でもシャ ワーだけで済まさず、ゆったりとお風呂に入る習慣を是非つけて頂きたいと思います。

転地療法期間中に東北各地を巡りましたが、八幡平の温 泉で眼下に雲海を眺めた経験は今でも忘れません。その後も全国各地の温泉を訪ねましたが、中でも、久しぶりに参加させて頂いた環境マテリアル推進協議会の 一泊研修で宿泊した岳温泉は、電磁波の影響の少ない自然環境をはじめ、お食事もスタッフのサービスも素晴らしかったです。十年前に佐藤理事長の奥様や高橋 室長の母上と共に露天風呂で語りあった当時を懐かしく思い出しながら同協議会のさらなるご発展と一刻も早い福島県の復興を祈らずにはいられませんでした。

さて、続いてテクニカルな対応策についてご紹介したいと思います。

高 層ビルの高層階で働いていた筆者が電磁波過敏症を悪化させてしまったことは、地磁気との関係と無縁ではありません。地球のもつ独自の強い磁気圏は人間に とって有害な太陽風などから人類を守ってくれています。さらに、人体の脈拍数や血圧、白血球の増減などにも影響しているのです。ところが、地球磁場は地上 6階〜7階までしか届かず、高層階に住む乳幼児の心臓病発生リスクの上昇などが議論されています。

「超高層ビル症候群」とも呼ばれてお り、タワーマンションの高層階に住む人々はもちろんのこと、高層ビルの高層階で働いている人は地球磁場から離れてしまい、人工的な電磁波に取り囲まれた生 活を送っているのです。こうした人々は意識的に地上で運動して汗を流したり自然の中で過ごす時間を増やすことでバランスをとって頂ければと幸いと思いま す。

一方、パソコン作業などからくる電磁波の影響によって体内に電気がたまっている人が増えています。静電気も身体が帯電することから発生するもので、定期的にアースすることをお勧めしています。やりかたは至って簡単。庭や公園で裸足になるだけです。
「地に足をつく」という慣用句もありますが、物理的に地に足をつくことが意外にも大きな効用を心身にもたらしてくれます。

  以前取材したことのある電磁波過敏症の患者は、普通のオフィスビルの事務所で働きながら足元に銅製の平版を置いて裸足でアースをしていました。たかが静電 気と侮ってはいけません。中医学的に説明すると、気・血・水の流れが阻害され、不定愁訴(特定の病気としてまとめられない漠然と したからだの不調)の原因となります。女性は子宮に電気がたまりやすく、不妊症や子宮筋腫などの原因となっている可能性がありますので要注意です。

  人間は血液に鉄分があるように生来電磁波の影響を良い意味でも悪い意味でも受けやすく、血流にも作用するため電気治療器や磁気治療器等が日本では大きな市 場を形成しています。一概に電磁波を悪者扱いできないのも事実です。筆者も中医学の医師に治療して頂いた脊椎側彎症のケアのため、毎日、遠赤外線の治療器 を使用しています。

 ところが、日常生活の中で摂取する食品添加物や各種農薬類、環境化学物質や歯科金属から溶け出した重金属などで私た ちの体内は複合汚染されています。中でも歯科金属で日本では80年代まで普通に使用されていたアマルガムは水銀が含まれており、これを取り除くだけで不定 愁訴が改善した報告が数多くなされています。

 アマルガムの危険性については海外では禁止している国があるにもかかわらず日本では未だ使 用されているので要注意です。電磁波過敏症患者はアマルガムに限らず金属類の詰め物は使わず、非金属類をお勧めします。筆者は歯科金属が電磁波過敏症の原 因の一つとなっていることを突きとめた十年前に全ての金属をセラミックに変えました。

 口腔内の金属類が体内で電流を知らず知らずに発生させていたことを知ったときには目から鱗が落ちる思いでした。口腔内の金属類と避妊具に含まれる金属間で電流が生じていたことが原因で電磁波過敏症を発症していたという女性患者の報告も驚くべきものでした。

電 磁波過敏症の治療法は一般的には見当たらず、患者は病院をたらい回しにされた揚句無用な投薬によって症状を悪化させてしまうケースが多いことを電磁波過敏 症や化学物質過敏症の研究と治療に取組む医師から伺ったことがあります。あれから十年。化学物質過敏症という言葉には市民権が与えられ、住環境の改善に加 え、治療に取組む病院やクリニックも増えて参りました。

次回は筆者が実際に体験した電磁波過敏症の治療法についてご紹介したいと思います。